〈緊急時の対応マニュアル〉A−02 意識がないときの応急手当 

◎意識がないときの対応

①横向きにする。

舌でノドがふさがったり、吐いたものがノドにつまったりしないよう、下あごを前に出します。図のように手を首の下に差し入れ、ひざとひじを曲げ、身体が後ろに倒れないよう安定させます。

【画像1】コツ・・・上になった手を首の下に差し入れあごを上げた体勢を安定させます。

②脈はある?

頸動脈(けいどうみゃく)をさわって脈拍を確認します。場所は、のどぼとけからちょっと横に指をすべらせて、ややくぼんだ所です。日頃から自分の首にふれて場所を確かめておきましょう(そっとふれていれば、鼓動が指に伝わってきます)。

【画像2】頸動脈(けいどうみゃく)をさわって脈をみます。

③息をしている?

あごを上げて気道を確保した上で、口もとに耳を近づけて、呼吸する音が聞こえるかを確かめます。同時に、胸や胃のあたりが上下に動いているかどうかも見ます。

【画像3】あごを上げて気道を確保します。

 

 

 

 

●脈がないとき、息をしていないときは!

①気道確保→②人工呼吸→③心臓マッサージをおこなう。