〈緊急時の対応マニュアル〉A−06 心臓マッサージ

◎息をしていないときの心臓マッサージの方法

やわらかいふとんなど、身体が沈み込む場所で行うと圧迫の効果がないばかりか、別な部分を損傷するおそれがあります。下に板を敷きこむなど工夫してください。

①両手の手のひらを重ねて、圧迫するところに置く

【画像1】助骨が合流するくぼみから指2本分上の胸骨の上に手のひらを当てます

圧迫部位が上すぎると胸骨が折れるおそれがあり、下すぎると内臓損傷や胃の内容物が逆流するおそれがあるので、手を置く場所に注意してください。

いざという時に備えて、他の人の身体で場所を確認しておきましょう。(練習で圧迫してはいけません!)

 

 

3〜4cmくぼむくらい、体重をかけて圧迫する

力をかけるのは手のひらの下半分だけです。指先に力を入れると別な部分を損傷するおそれがあるので気をつけてください。

【画像2】自分の両肩が胸骨の真上にくるように!

 

 

 

 

 

 

【画像3】自分の身体の中心線が圧迫部位の真上にくるように!

1秒に1〜2回(1分間に80〜100回)正しいリズムで圧迫します。