◎けいれんを起こした時の対応
けいれんは長引くと呼吸しにくくなって危険ですが、たいてい1〜2分、長くて5分くらいでおさまるのがふつうです。
そばにいた人からの情報が、後で原因を知る唯一の手がかりになりますので、お年寄りから目を離さないでください。
■<症状>
【画像】できれば、だ液などを吸いこまないようガーゼでぬぐいます。
(1)いつから起きたか。どんなことがあった後で起きたか。
(2)けいれんが起きたとき、倒れて頭などを打っていないか。
(3)中毒、熱射病、てんかんの可能性はないか。
・・・などを、救急隊員やかかりつけ医に知らせます。
■<手当>
その場から移動させず、横向きに寝かせます。
衣服をゆるめて息をしやすくし、保温します。
※やっちゃダメ!・・・「舌をかまないようにハンカチを口に」
けいれんにともなって意識がなくなる、顔色が青くなることがありますが、ゆり動かしたり、強く押さえつけたり、冷たい手でさわったりと、刺激を与えるとかえってよくありません。
また舌をかまないようにと、わりばしやハンカチなどを口に入れてはいけません。
けいれんが起こると呼吸がしにくくなりますが、モノを入れると舌をノドに押しこんでしまい、いっそう息がしにくくなってしまいます。
また舌や口の中を傷つけるおそれもあります。